木村 優矢

Yuya Kimura

木村 優矢

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Profile
木村優矢 映像ディレクター。1993年群馬県出身。 株式会社EPOCHにて、本郷伸明氏に師事。 CM、MV、PVを中心に活動している。モーショングラフィックスやアニメーション、コンポジット等も自身で行い、企画・演出から編集まで一貫して手掛けることができる。 またエフェクティブな映像表現やギミックを得意とし、独自の世界観を作り上げている。


Work

SUPER★DRAGON「Reach the sky」
CGMusic videoMV

SUPER★DRAGON「Reach the sky」

2023
00:03:22
楽曲・歌詞からインスピレーションを受けたことから企画をしつつも このMVで私の中で意識した点が、大きくは二つあります。 一つは、普段ファンの方が見れないようなメンバー同士のオフっぽい雰囲気や、メンバー同士のわちゃわちゃ感、プライベート風のテイスト、という部分を意識し制作しました。 というのも昨今アイドルの方も個人のSNSで自分のことを発信するようになっていく中で、予算をかけて作ったMVよりもプライベートのオフショットの方がリーチを稼げたりしていて、それならば予算をかけて作ったオフっぽいテイストのMVなら、よりファンの方にも刺さるのではないかと思いました。 二つ目は、どうしてもグループ系のMVにおいて、ボーカル以外の方の見え尺が少なくなってしまうことがよくあると思いますが、そこを限りなく少なくするよう意識しました。 各メンバーそれぞれに合わせたギミック表現(特殊なアングル・ワーク・編集)を当てていくことでクリアしていきました。効果として一つ目と通じてきますが、MVでしか見れない彼らの見せ方をギミックを交えて表現しており、そこでも付加価値をつけるようしています。 上記の点を意識したことで、コンテの段階から歌割りに合わせた撮り方・構成がほぼできており、編集はそれをはめていく作業であったため、オフラインの工数はかなり少なく済みました。 ただ、メンバーのわちゃわちゃ感・楽しい雰囲気を編集でもより表現するために、あえてクラフトっぽいテイストのエフェクトを多用し、MV全体を通しても遊び心もありつつの、カッコよくもポジティブなMVにしました。 自分の中で密かにこだわったポイントとしては、車を宇宙に飛ばすシーンです。 これも遊び心の延長ではありますが、男の子なら子供の頃一度は車で空を飛ぶことを夢見た瞬間やワープするデロリアンに憧れた瞬間があった人もいるのではないかと思い企画に盛り込み、インテリアの車もあるようなロケ地を探してもらい、メンバーと関連するアイテムが浮遊している宇宙の旅を表現しました。完成したシーンを見てメンバーがとても喜んでくれていたのが嬉しく印象的でした。
ナガトモユリ「カクテル」
Music videoMV

ナガトモユリ「カクテル」

2023
00:02:47
まず楽曲を聴いて感じたのが、この主人公の女の子は、きっと明るい性格なんだけれども自分の気持ちを素直に言えないような子で、だけど遊び人のような男性を好きになってしまい、彼は振り向いてないくれないけども、付かず離れずの都合のいい関係で扱われてしまう。 「絶対私を好きになった方がいいのに」と思いつつも、彼を前にしてしまうと、流されてしまったり気持ちを押し殺してしまうような感じなんだろうなーと思いました。マッチングアプリや、出逢えるサービスが増えた分、よりこういう想いをしている女性も多いのではないかと思い、キャラクター像を描いていきました。 そしてタイトルの「カクテル」とあるように、その行き場のない気持ちを慣れない(本来は弱い)お酒に逃げることで気持ちを紛らわしていくようしました。 お酒に飲まれてしまい、夢か現実かがわからなくなっていきながらも、それを自らが望み、夢現の中葛藤する彼女。ただ、後半はそれすらも楽しめるようになり、自分には似合わないと思い最初に手放したリップも笑顔で塗ったり、走ったり飛び跳ねたり、不意な寂しそうな表情から、吹っ切れ、どんどんポジティブになっていくよう彼女の心情とリンクしていくような構成にしました。 また映像の色の作り方にもこだわりました。 カクテルが混ざり合うような、緑、赤、黄、青系などのカラフルな色同士が背景やライティング含め映像の中で混在するようにし、カラフルな紙吹雪やカラフルな絵の具が混ざり合うなど、ルックでもカクテルの要素を盛り込んでいきました。

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